本部 地域産業支援部 フードビジネス推進グループ


どの分野を勉強しても、
仕事に役立つ“引き出し”になる。
本部 地域産業支援部 フードビジネス推進グループ
越田 雄三
1991年入行 畜産学部卒
事業を広げるブランド化のサポート。
私が所属しているフードビジネス推進グループは2011年にできた新しい部署です。名前のとおり、北海道の食に関する事業の推進が目的で、私の担当は農業分野。仕事で北海道内全域へ行きますし、東京への出張も多いです。今の部署では、「北洋6次産業化応援ファンド」の立ち上げにかかわりました。6次産業化というのは、生産者(1次産業)が加工(2次産業)や流通(3次産業)まで事業を広げること。実際に当行が支援をした例では、生産農家が加工場や飲食・販売店も運営するようになったものもあります。私たちは、資金面はもちろん、事業計画を形にする段階でもお手伝いしています。

銀行の仕事でも理系の知識は役立つ。
銀行業務の幅は広がっていますが、根本は同じです。お客さまについてきちんと理解していないと、いい提案はできません。私の仕事の主役はあくまで農業者の方々。農業とひと口にいっても、畑作、酪農、畜産など、それぞれまったく違います。収穫が年1回の畑作なら資金の回収も年に1回しかできないなど、個別に把握した上で対応する必要があるんです。私は畜産大学の出身なので、今の部署の仕事にすんなりと入れました。農業に限ったことではありませんが、大学時代に集中して学んでいれば、仕事の中で役立つ“引き出し”をたくさん持っているはずです。銀行には文系出身者が多いですが、理系の方がむしろ活躍しやすいかもしれません。北海道には、ニッチなものづくり分野でのトップ企業が多いですから。

見識を高めて自分をブラッシュアップ。
同僚とはよく話し合っています。お客さまにビジネスパートナーを紹介するときには、どの企業ならニーズが合うか、別の分野の担当者と情報交換し、意見を戦わせる。そのような話し合いは、お客さまへのご提案の質を上げることにつながるし、自分自身のためにもなります。自分の成長にとって、対話はとても大事です。私の場合、いろいろな人と話せるということが、銀行を就職先に選んだ理由のひとつでした。銀行では実際に経営者の方々とお話をさせていただく機会がたくさんあって、自分の見識を高めるのに役立っていると思います。一方、経営者の方々は、自分の会社の仕事を理解できる銀行員を強く求めているので、力になれるよう努力しています。
※インタビュー内容は全て取材当時のものです。
MESSAGE
学生の皆さんへ一言
理系の行員は今後さらに必要になってくると思います。経済や金融の分野の知識がないことで不安になるかもしれませんが、研修が充実しているので安心してください。
ある日のスケジュール
8:30 | 出勤 |
---|---|
8:40 | 資料作成 |
10:00 | お客さまと打ち合わせ |
11:00 | 昼休み |
12:00 | 事業計画策定 |
15:00 | 部内打ち合わせ |
17:00 | 案件整理 |
17:40 | 退行 |
