北洋銀行 3名

座談会

「銀行」の
おカタいイメージを
払拭するには?

お客さまが親しみを持てる工夫を
  • リテール推進部 調査役 
    似内 亮介 2007年入行
  • リテール推進部 主査 
    大久保 真衣 2015年入行
  • アドバイザリー部 調査役 
    門間 理紗 2007年入行

銀行が取り扱う商品・サービスなどは、
お客さまに「難しい」と思われやすい。
そんな課題を解決すべく、
「北海道の皆さんに、
やさしく・わかりやすく・正確な情報を伝えたい!」
という熱い想いを持った3名に
「Instagramアカウント」開設に至った経緯を
聞きました。

銀行に対してお客さまが抱く
イメージとは。

リテール推進部 調査役 似内 亮介 2007年入行

大久保:銀行と聞くとおカタいイメージを持たれる方も少なくないですよね。「おカタい=とっつきにくい」と思われやすいので、情報の伝え方に工夫が必要だなと。特にお金の話については、抵抗感のあるお客さまも少なくありません。お客さまのニーズを考え、寄り添った方法でアプローチしないと、距離が縮まらないと感じています。

門間:お客さまに資産形成の必要性をお伝えするのが私の仕事ですが、実際にお話をしてみると「投資=怖いもの」と認識されている方が本当に多いんです。そもそも、日本では「お金の教育」を受ける機会が少なく、家族間であっても「お金の話」は敬遠されがちな風習があります。豊かなセカンドライフのためにも、「投資=怖いもの」というイメージを払拭しなければいけないと思っています。

似内:北洋銀行は、法人・個人ともに多くのお客さまからお取引をいただいており、そのネットワークを活かした対面営業を得意としてきました。一方で、世の中にはたくさんの銀行があり、今はスマートフォンで何でも調べられる世の中です。直接お会いできない方に、いかにして北洋銀行を知っていただくかを課題に感じていました。

「情報の届け方」を考える。

リテール推進部 主査 大久保 真衣 2015年入行

大久保:私の主な仕事は当行の商品を広告宣伝することですが、最近、デビットカード「北洋-JCBデビット」のご案内ツールをよりお客さまに伝わるようにリニューアルしました。デビットカードのターゲットは銀行にあまりなじみのない10~20代の方なので、これまでの「銀行っぽい真面目なデザイン」では手に取っていただけないのではないかと考えました。そこで、若年層の方に響くデザインを検討した結果、「デビる」というキャラクターを誕生させました。可愛い見た目と若者言葉をイメージさせる愛称によって、若いお客さまに親しんでいただけるツールが出来上がったと思います。チラシや動画を通じて、商品の魅力を知っていただきたいですね。

似内:私はキャンペーンの企画やチラシ、ポスターの制作を通じて、不特定多数の方に情報をお届けする仕事をしています。情報提供は、銀行の重要な仕事の一つだと考えています。情報を正しく知ることで自分のお金について正しい選択をすることができるからです。それだけに、お客さまと直接お会いすることが難しくなったコロナ禍以降は、情報提供の方法で大変悩みました。非対面でもコミュニケーションを取れるツールを充実させることが重要と考え、ホームページ上のコンテンツ見直し等を行いましたが、もう1歩お客さまに近づきたいと考えていました。

門間:私の所属するアドバイザリー部では、資産形成の大切さをどうやってお客さまへお伝えするか試行錯誤してきました。例えば、資産形成に興味があるもののなかなか始められないというお客さま向けのセミナーを開催したり、気軽に資産形成を学べる動画を作ってYouTubeに公開したり。お客さまが、情報を得ることで安心できるようなコンテンツを考えています。

お客さまとの距離を縮めるべく、
SNSでの発信に挑む。

アドバイザリー部 調査役 門間 理紗 2007年入行

大久保:今、気になる情報はSNSの投稿から探す人がとても多いと感じます。

門間:私もよくInstagramで情報を見ていますが、とても身近な情報収集ツールですよね。

似内:すでに多くの企業がSNSを情報発信に活用していますもんね。私たちも数年前から、SNSを活用して情報を発信していきたいと考えていました。

門間:私もInstagramを活用すれば、日頃、セミナー等でお伝えしている情報をもっと多くの方に知っていただけるのでは、と思っていました。私自身、入行して資産運用・資産形成について学ぶまでは、「投資=難しいもの」と考えていました。でも、投資を正しく理解して自分の資産をつくっていくことがこれまで以上に重要になっている今こそ、多くの人が気軽に見ることのできるInstagramで投資に関する正しい情報を発信するべきだと考えました。

大久保:将来に向けたお金の相談となると、直接聞きに行くには抵抗があったり、聞きに行く時間がなかったりする人も多いはず。まずは、Instagramで資産形成について考えるきっかけを提供したいと思ったんです。

そして誕生した、
「つみ活女子のきんゆう講座」。

門間:当行では、積立投資活動のことを「つみ活」と呼んでいます。この「つみ活」を身近に感じていただくためにInstagramで開設したのが「つみ活女子のきんゆう講座」というアカウントです。分かりやすく、可愛らしくお伝えしていくことをテーマにお金にまつわる投稿を行っています。資産形成の必要性やメリットをお伝えし、「投資=難しいもの」というイメージを払拭することが目標です。

似内:Instagramを通じて北海道民の皆さまが、「お金についての正しい知識や判断力=金融リテラシー」を高めるお手伝いができればと考えています。新たな試みということで、社内の反応も気になりましたが、上司も後押ししてくれ、無事にスタートを切ることができました。SNSを活用する企業はたくさんあるので、「道民の皆さまのためになる」という一貫したテーマを大切に、皆でアイデアを出し合って運用しています。

北洋銀行 3名

門間:このアカウントのこだわりは、「実際の北洋銀行職員がどんな“つみ活”をしているか」を知ることができるところ。投稿するにあたり、職員の家族構成やつみ活方法などをヒアリングしているので、とてもリアルな内容となっています。銀行員が実際に行っている資産形成術はとても役立つと思いますし、お客さまの安心にもつながると考えています。

大久保:気軽に読めて、リアルが分かるというのがいいところですよね。お金の管理の観点から、私が携わっているキャッシュレス決済についても紹介しており、先ほど紹介した「デビる」も登場しています!

似内:「つみ活女子のきんゆう講座」を運営するメンバーは、それぞれ別に担当業務を持っています。部をまたいだチームなので、視点も得意分野もばらばら。それがいい刺激となって、よりお客さまに伝わりやすい投稿づくりにつながっています。

時代とニーズを意識した伝え方で、
これからもお客さま本位に。

大久保:いまはネット社会で、何か情報を入手するときはスマートフォンで簡単に調べられる時代です。そのため、銀行に来ていただく前の段階で、いかに分かりやすく情報を伝えるかが重要となってきます。従来の方法に縛られるのではなく、使用ツールや伝え方を時代に合わせてアップデートすることで、北洋銀行をお客さまに身近な存在と感じてもらえるのではないかと考えています。

似内:「つみ活女子のきんゆう講座」は、最初の目標であった1,000フォロワーを達成し、ひとまず順調なスタートを切ったと言えます。アカウントのフォロワーが増えたり、「いいね」をいただいたりすることで、反応を直に感じられるので励みになりますね。社内の他部署でも、私たちの作ったものをベースにInstagramの運用を始めるなどの動きがあり、道を一つ切り拓いたような気がしてうれしく思いました。これからも、充実した内容の投稿を続けていきます。

門間:私たちの想いを形にした「つみ活女子のきんゆう講座」。これからも多くの方に「ためになる!」と思っていただける情報を発信していきたいと思っています。

Instagram「つみ活女子のきんゆう講座」はこちら

キャリア

リテール推進部 調査役 
似内 亮介
2007年4月~2011年3月
琴似中央支店 後方業務・窓口業務・個人渉外・法人融資・法人渉外
2011年4月~2012年3月
人事部(融資トレーニー) 審査業務
2012年4月~2015年3月
旭川中央支店 融資課(個人融資・事業性融資)
2015年4月~2016年9月
東京支店 法人融資・渉外
2016年10月~2019年3月
本店営業部 法人融資・渉外
2019年4月~2020年3月
フィナンシャルマーケティング部 キャッシュレス決済推進企画
2020年4月~2021年6月
デジタル・マーケティング部 個人向けデジタルサービス(通帳アプリ)推進企画
2021年7月~現在
リテール推進部 マスリテール向けサービス(カード、預金など)推進企画
リテール推進部 主査 
大久保 真衣
2015年4月~2019年3月
北二十四条支店 後方業務・窓口業務・窓販業務・法人融資
2019年4月~2020年3月
フィナンシャルマーケティング部 広告宣伝
2020年4月~現在
リテール推進部 広告宣伝
アドバイザリー部 調査役 
門間 理紗
2007年4月~2011年3月
白石本郷支店 後方業務・窓口業務・窓販業務
2011年4月~2016年6月
奥沢口支店 窓販業務
2016年7月~2017年3月
資産運用推進部 営業店サポート
2017年4月~2020年3月
アドバイザリーサポート部 預り資産関連研修
2020年4月~現在
アドバイザリー部 推進企画・預り資産関連研修

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