地域経済に“理系発想”を。理系行員座談会

  • 佐々木 勉

    本部 リテール戦略部 佐々木 勉

    1989年入行
    工学部卒

  • 古庄 一郎

    本部 ローン推進部コンシュマーファイナンス推進課 古庄 一郎

    1992年入行
    水産学部卒

  • 横内 研太郎

    本部 融資第一部トレーニー 横内 研太郎

    2009年入行
    理学部卒

Q1.大学時代の専攻と、現在の仕事内容を教えてください。

佐々木:これからはコンピュータ解析の時代だと考えて、大学は工学部へ進みました。金融機関に入ればコンピュータを使う機会がたくさんあるだろうと北洋銀行を志望。入行後は営業店での業務も経験して、現在は顧客情報管理システム(CRM)を開発するプロジェクトの進行とデータ解析が私の仕事です。

古庄:私はマイカーローンや教育ローンなど個人ローンの企画・推進・管理を担当しています。大学の専攻は航海学。海上で船の位置を正確に測位するための分析手法を研究していました。就職活動では、自分も何かしら北海道に貢献したいと、銀行を志望しました。

横内:私は地球科学を専攻していました。大学院に進むか就職するかで悩みましたが、工学部を卒業して北洋銀行に入った先輩がいて、話を聞くうちに金融がおもしろく感じました。今は事業性融資を勉強するトレーニーという立場で、日々融資審査のスキルを高めています。

佐々木:昔から銀行には経済学部、とイメージされがちですが、私には銀行イコール文系という先入観はまったくありませんでした。お客さまや地域と密着している分、何か新しいものを生み出していけるという思いが強かったですね。

古庄:私も、おもしろい人間がいたほうが組織が活性化するだろうと思っていました。そういう点で、理系出身者の考え方はおもしろいので、銀行に必要な存在だと思いますね。

Q2. 理系ならではの強みは感じますか?

古庄:マーケティングの数字を見るときに、まったく抵抗感がないことでしょうか。グラフを見れば傾向や意味がつかめます。反対に、文系の人には国語力や表現力ではかなわないかもしれないですね。

横内:私も大学でずっと地球科学の研究をしてきたので、データを集めて、そこから答えを導き出すという感覚が、今も活きていると思います。

佐々木:お客さまへのアプローチにしても、一本道だけではなく、バリエーションをつくるセンスがあると思います。また、学生時代から研究論文で訓練されているので、箇条書きやキーワードで整理して、プレゼンするのが得意なのではないでしょうか。

横内:私は、地質関係の企業の方と、地学の話がきっかけで盛り上がったことがあります。おふたりは交渉を進めながら、どうやってお客さまのニーズを引き出していますか?

佐々木:この企業ならこんな質問をしようと準備して、それをくり返すしかないと思います。常に「なぜ」を突き詰めて考える理系的発想が、コミュニケーションにも活きるはずです。情報収集の際も“ネットサーフィン”ではなく“ネットダイビング”することで、より深く本質や原因を探っていくのは、理系人間の特徴かもしれません。

古庄:たとえば、ある食品が売れる理由は、マーケティングが上手なのか、本質的においしいのか、広告宣伝が上手なのか、などファクターを考えるのもおすすめです。それをストックしていくと、お客さまとのやりとりで役立つ日が来ます。休日に新聞をめくっているときに、ふと仕事で使えそうなネタがひらめいたりもしますね。

Q3. 北洋銀行独自の顧客情報管理システム(CRM)について教えてください。

横内:顧客管理を行う顧客情報管理システム(CRM)が本格的に稼動しますが、お客さまと直に接する行員にとっては、とても楽しみなシステムですよね。

古庄:自分の部署でも顧客情報管理システム(CRM)導入の重要性は非常に感じます。けれども、システムを開発・導入するのは、ハードルが高かったのではないですか?佐々木さんの姿を見ながら、絶対にあきらめない方だなと感じていました。

佐々木:顧客情報管理システム(CRM)の構築には、数年かかりましたね。このシステムは、お客さまの情報を蓄積し、その分析に基づいて、お客さまにとって必要な金融商品をきめ細かくご提案することができます。全店にタブレットを配備したので、これからの北洋銀行は店舗の中で待つのではなく、外回りをしながらその場で提案ができるようになります。銀行員ではありますが、このようなシステムの研究もできるのは、とても楽しいですね。

Q4.どんな人と一緒に仕事がしたいですか?

横内:入行前は堅いイメージを持っていましたが、意外とアグレッシブな方が多いですね。しかも、そういう方に限って仕事をどんどん取ってきます。理系文系を問わず、固定観念にとらわれないで、いろんな方に入ってほしいですね。業務内容も多岐にわたっているので、自分に合った仕事ができると思います。

古庄:北海道が大好きな人、そして人が好きな人と一緒に仕事をしたいです。そのエネルギーは、仕事にも必ずプラスになります。こんなに様々な角度で北海道に貢献できる企業は他にはない。入行してから、そう強く感じています。まったく敷居は高くないので、理系学部の人も安心して受けてほしいと思っています。

佐々木:必要な素養は、北海道に貢献したい、常に変化したい、と考えていること。そして「なぜ」という疑問を持ち続けることでしょうか。北洋銀行は、北海道のリーディング“バンク”ともいわれますが、私は、北洋銀行が働き方も仕事もお客さまとの接点も北海道で一番のリーディング“カンパニー”になってほしいと思っています。現代は、答えのない不確実な世界。それを切り拓いていくのに、理系学部で身につけたセンスやアイディアは必ず役立つと思うし、行員みんなで考えを共有していきたいですね。

※インタビュー内容は全て取材当時のものです。

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